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2021-05-14
中国で一番綺麗な音―蘇州評弾

蘇州評弾は蘇州評話と蘇州弾詞の総称で、古くて優雅な伝統説唱芸術です。「郷に入れば、郷に従う」ということわざがあります。蘇州の来られたら、一回評弾を聞いて、骨まで染み込む蘇州の優雅でのんびりしている雰囲気、蘇州の本当の姿を覗いてみましょう。

 

蘇州評弾は蘇州評話と蘇州弾詞の総称で、古くて優雅な伝統説唱芸術です。蘇州方言によって行われる説唱は普通一人です。演出者は言葉やボディーによって歴史上で有名な戦争、英雄強者の伝説を語ります。弾詞は二人で説唱し、上手(主演者)は三弦、下手(サポート役)は琵琶、楽器を弾きながら歌うものです。内容は恋愛物語や民間の伝説です。

 

 

蘇州の方言は”呉儂軟語”と称され、独特な歌い方に加え、抑揚がありめりはりが利いていて、物語を語ると人を飽きさせなく聞く者を魅了します。三弦と琵琶の伴奏で、より明るくになります。内容が分からなくても、お茶とお菓子を楽しみながら、評弾を聞くのも贅沢な娯楽です。

 

蘇州評弾は雅と俗共存で、人が共に楽しめる芸術表現の形式です。雅というのはその内容や表現方法の文学性、芸術性にあり、蘇州の歴史と文化から生まれてきた独特の雅です。そして、評弾芸人の演出は「説噱弾唱」(「説」は物語を語る意味で、「噱」は笑わせるネタあるいは大げさな演出のことを指す)を使用しています。そして、生涯をかけて評弾に努めるゆえ、蘇州評弾は表現形式が多くて、大家も多くいる現状です。演出者それぞれの演出スタイルがあるのも評弾の見所の一つです。そして、評弾の内容つまり台本は何代もの評弾芸人によって何回も修正し、良くしたものなので、どれも逸品です。評弾の芸術をもっと深く体験したいなら、少し台本の内容を理解した上に評弾を聞くのがオススメです。

 

 

 

評弾の歌詞は文学性があるため、聞いても読んでも趣を感じることができます。例えば『西廂記』、『紅楼夢』はその中の代表作で、婉曲で心に染み込みます。三弦と琵琶の伴奏より、一層感染力がアップします。

評弾の雅は上記に紹介したが、では「俗」とは何を指しているのでしょう。古典小説以外に、評弾の台本は民間物語の内容が含めています。町人の極普通の生活を描いたものとか、面白さと時間つぶしの傾向性があります。ここの「俗」は低俗の意味ではなく、一般市民の生活と深く繋がって、誰でも楽しめる芸術形式という意味です。

評弾は蘇州人の生活とって不可欠であり、蘇州人の暇つぶしに応じて生まれた評弾は逆に人の生活に影響しています。ほかの特色のある芸術形式に加え、蘇州人及び蘇州ののんびりしている性格が生まれます。

 

 

蘇州評弾を楽しめるところのオススメ

1、 光裕書庁:

賑やかな観前街にある光裕書庁は非常に有名で、清の皇帝はここで評弾を聞いたそうです。光裕書庁は毎回空く席なく、運がよい時だけするわ席があります。お茶は今一だが、評弾のほうが実にお見事です。

所在地:蘇州市平江区観前第一天門8号

演出時間:13:30-15:30

 

 2、 蘇州評弾博物館

蘇州評弾博物館は平江路の小さな街にあります。館内には蘇州評弾に関する歴史資料や説明文があります。そして、毎日評弾のショーがあり、雰囲気がいいです。

所在地:蘇州市姑蘇区中張家巷3号

演出時間:12:00-15:30

 

 

3、 平江文化センター

小さな庭園みたいなこの蘇州市平江文化センターは昔「古昭慶寺」という名の古寺でした。蘭芽曲苑劇場に出る出演者は主に劇学校の学生で、夜間しか演出しないです。この一時間半の間に、蘇州評弾のほか崑曲も上演されます。

所在地:蘇州市呉中区大儒巷38号

演出時間:19:30-21:00