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2021-12-22
蘇州有熊ーここからはじまる新しい交流

 有熊マンションでは、コミュニティー生活を体験できるだけではなく、窓を開け、ドアを開けば、すぐそこに蘇州市民の日常生活があり、部屋の中での外でも安心して穏やかな雰囲気が味わえます。

 蘇州有熊アパートはいま中国で最も注目されている民宿の一つで、清王朝時代の庭園をリフォーム。手かけたのは日本の建築家青山周平氏。中国版「劇的ビフォーアフター」とも言える人気テレビ番組「梦想改造家」で取り上げられ、北京の胡同(北京の伝統的な民家が建ち並ぶ細い路地)にある小さい民家を見事にリフォームし、大きな話題になった。

 青山周平氏は中国で13年間生活し、その間ずっと北京の胡同に住んでいた。

 胡同にある一軒一軒の住居は“四合院”と言われ、前後左右の部屋で真ん中に庭を囲むような作りになっている。以前は大所帯が共同生活する御屋敷だが、現在はそれぞれ違う家族が住み、庭を共有スペースとして使用している。

 胡同での生活を体験した青山氏は、都市の閉鎖的な居住環境に疑問を持ち、建築を通じて、「同じ屋根の下に住んでいる住民が各自の部屋から出て来て、気軽に交流出来る」と言う新しい生活コンセプトを考え、蘇州有熊アパートという新しい宿泊施設とコミュニティを作り出した。“有熊”と言うのは中国上古時代の部落の名前で、共有スペースで生活すると言う意味もある。

 蘇州有熊アパートは敷地面積が3,200平方メートル、その中45%はプライベート空間で、55%は共有スペースとなっている。全15部屋で古風な部屋は2室、現代風が部屋13室となっている。青山周平氏自身は、外が明るく、屋内は少し薄暗く、濃い色合いの古風な部屋がお気に入りとのこと。13室の現代風の部屋の間には、共有スペースを設けられ、緑のバショウと大きな窓が美しい雰囲気を作り出し、空間全体も透き通って流れるような感じを受ける。

 共有スペースには、書斎、現代画廊、バー、厨房、美容室、お風呂など多くの設備がある。屋上ガーデンも作られ、蘇州の街や北寺塔を一望できる。アパートには青山さんの繊細なデザインを組み込まれている。レストランの隣にはテラスがあり、天気がいい時はテーブルを外に持ち出し、屋外のパーティを楽しめる。バーの隣にも庭があり、二本大きな金木犀の下で一人飲みも素敵な時間を過ごせる。

 共有浴場を設けたのは青山氏の共有コミュニティー理念の表れで、彼はこれを“湯道”と称する。“一緒にお風呂に入ることは新しい生活スタイルであり、新しいコミュニケションでもある。服を脱ぎ、お風呂に入れば、普段付いている年齢、役職、社会的地位等が関係なくなり、一人の人として接する。”

 有熊アパートではコミュニティー生活の体験だけではなく、窓を開け、ドアを開けば、すぐそこに蘇州市民の日常生活であり、屋内屋外の何処にいても落ち着ける!

 青山さんと同じく“部屋から出て、新しい交流をはじめよう!”に共感するなら、是非有熊アパートで共有コミュニティーを体験してみましょう。